写真…繁延あづさ

展にあたって

種を蒔くデザイン展は、
長崎県雲仙市を起点に全国を繋ぐ
5つの取組で構成されています。

テーマは3つ

1.環境問題とデザイン
2.風土に根差すデザイン
3.種を起点とした文化の創造

5つの取組

1.種を蒔く仕事
2.種を蒔く料理
3.未来の八百屋展
4.種音
5.ワークショップ

現代社会では、規格外として流通から
外される在来種の野菜たち。

しかし、それらは一代限りで終わることのなく
100年1000年続く生命力を宿した種です。

蒔かれ、芽吹き、花を咲かせ、種を宿す
そしてまた蒔かれるという循環の中で
在来種は厳しい自然環境の変化を生き抜いてきました。

この展はそんな在来種のように土に根差し
過去から未来へと続く確かさを宿した
デザイン展を目指しています。

また同時に、この展は撤収がないことを
コンセプトにしています。

一度限りで消費されるのではなく
一つ一つの取組を次代へ育てていきたい。
できる限りWeb上にアーカイブし
どんな時代のどの国の若者も、
いつでもアクセスできる可能性を残したい。

種が時を超え世界中を旅し、その土地に根付くように。
この展も種のようにありたいと、心から願っています。

今を生きる皆さまはもちろん、
未来を生きる若者たちがこの試みから何かを
受け取ってくれることを、信じています。

奥津爾


企画‖奥津爾(タネト店主 雲と人)
写真‖繁延あづさ、在本彌生
音楽‖haruka nakamura
運営‖organic base 雲と人
協力‖雲仙市

graphic design‖景色デザイン室
web design‖中村泰之

MAIN CONTENTS