秋の種市

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2014年11月9・15日[種市]16日[種市大学]

藤野わたわたの会は、相模原市の旧藤野町でオーガニックコットン(和棉)を育て、収穫した綿で糸をつむぎ、染め、織り、綿製品を作るまでを一貫して行います。
在来の種を守りながら生命を育て、その恵みを生かすことで「衣」の自給に取り組んでいます。
栽培から手仕事までの連続ワークショップを開催しています。

日本の衣の現状について
現在の日本の綿はほぼ100%輸入、自給率は0%といってもよい状況です。しかし、衣服は大量に安く手に入ります。こうした「衣」の現状に社会的問題があると考える人がどれだけいるでしょうか?現在日本で使われている輸入綿のほとんどは、枯葉剤を使用しての収穫、さらに加工までに漂白剤などの様々な化学物質が使われています。また、綿の栽培には大量の水を必要とするため、輸入綿は海外の水を搾取してしまうという側面もあります。そしてインドの綿花栽培の若者達は、高価な種の購入、安値の買い取りでの借金、過酷労働など自殺があとをたたないそうです。
本来、日本でも農業の重要な柱として棉作りが完全自給されていました。
当時の道具も入手困難となってきた今、次世代につなげていく最後のチャンスと感じています。