秋の種市

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2014年11月9・15日[種市]16日[種市大学]

お百姓クラブは、地域とのつながりの中で、持続可能な「食」と「農」のあり方を模索します。

食の自給自足、自然の循環を活かした農法、在来種・固定種の継承、生産者・消費者双方の顔が見える流通形態、自然の摂理を活かした食品加工や保存法、安全で豊かな食を提供できる場(マーケットやレストラン)の創出などをテーマに活動しています。

立ち上げ以来3年、大豆、雑穀、和棉などの栽培を中心に、地域農家や住民の方々との関係性を深め、藤野の外部にもネットワークを広げてきました。ことではその一例をご紹介いたします。

藤野ローカルシードバンクと雑穀
2014年春、東京学芸大学・民族植物学研究室より、日本各地、世界各国で採種された雑穀種子コレクションの一部を譲り受けました。これを期に、地域の方々のご協力もいただき、藤野ローカルシードバンクの運営を開始しました。

種子の保存管理とともに、可能な範囲で種更新にも取り組み、30~40年前に藤野で採種された黍や粟などを再生。地域の在来種として栽培の拡大を試みています。

雑穀は、縄文時代以来受けつがれてきた日本の伝統食。特に藤野のような中山間地においては、持続可能な食文化と地域社会を支える重要食材と捉えています。

山梨県小菅村や西原など、雑穀文化を継承する地域とつながり、先人達の栽培技術を学びながら、現代社会に雑穀を再生普及していきたいと考えています。